文章で使えるテクニック

テクニカルな話は僕も全然自信がないので紹介程度に留めさせてください。
多分どれも小学校で習うレベルのものです。

比喩表現

基本的に言葉(文章)は「情報を伝えるための手段」だと思うのですが、例えば何か自分がみた光景を伝えようと思った時、実際的な光景と個人的な印象でズレが生じることがあります。
そんなときに「例え」を用いて、個人的な感情、印象も一緒に伝えてしまうのが比喩表現です。

比喩表現にはいろいろな手法が数十種類もあるそうなのですが、ここではぱっと思いつく直喩と暗喩だけ説明します。

直喩

比喩表現の中で恐らくもっともメジャーで扱いやすい直喩。

夢のような時間。

過ごした時間を「夢」に例えた比喩表現。
「~のような」

動かざること山の如し。

いかに動かないかを「山」に例えた比喩表現。
「動かざること山の如し」がすでに慣用句っぽいので例としては微妙かも知れません……。

暗喩

直喩と違い、例えであることを名言しないスタイル。
「女は海~」など、行き過ぎると訳がわからなくなるので前後の文脈で補足する必要がある場合も。

この光景は地獄そのものだ。

光景を「地獄」に例えています。
実際の地獄(死後の世界?)を目にしていない以上、比喩ですね。

人生は旅。

そのまんまです。
旅を終えても人生は終わらないので比喩です。

体言止め

振り返るとそこには壁。

「振り返るとそこには壁がありました」と続くところを、あえてぴしゃっと強制終了する表現技法。
リズムを考えるでも触れたとおり、文章のリズムを変えることもできます。
正直めちゃくちゃ使い勝手がいいです。

倒置法

壁があった。振り返った先に、高々と。

倒置法の例を考えてみたのですが、口語っぽくなってしまいがちですね。

文章のテクニックまとめ

これらはあくまで文章に主観を織り込んだテクニックなので、事務的な文章には不向きです。