複数のライターでメディアを運用する際、タスク管理ツールはなくてはならない存在。
「いま誰が何を書いているか」が一目で分かるため書くものが重複しないだけでなく、作業のログが残るため後々振り返る際や、将来的な予定を立てる際にも重宝します。
ここでは無料で使えるクラウドタスク管理ツール「Trello」の使い方をご紹介いたします。
「Trello」に登録する
まずは「Trello」のWebサイトにアクセスします。
登録方法は、
- メールアドレス
- Googleアカウント
の2種類。
ログインするとこちらの画面が表示されます。
簡単に用語をご紹介します。
ボード
このページ全体のことを「ボード」と呼びます。
リスト
グレーの背景に囲まれている部分を「リスト」と呼びます。
上記では、
- 記事案
- 執筆中
- 執筆完了
- リリース済
と4つのリストが並んでいます。
カード
リストの中の白いバーを「カード」と呼びます。
このカードがひとつの「タスク」を表しており、クリックすることでカードが開き詳細をみることができます。
「Trello」の使い方
ここではややライター向けの使い方をご紹介します。
というのも、この「Trello」は見ての通りシンプルさが売りで、工夫次第で様々な使い方ができます。
「一般的な使い方」というほど定まったものがないため、都度どういった運用をされているか確認するのが良いと思います。
ここでは先程のボードを見ながら解説させていただきます。
「記事案」リストから「カード」を選ぶ
「記事案」リストから書きたい記事の「カード」を選び、「執筆中」リストにドラッグ&ドロップします。
このようにカードが傾き、カードを移動させられます。
こうすることで、同じ記事を複数人が同時に書いて無駄になることなくタスクを進めることができます。
カードの「メンバー」に自分を割り当てる
タスクの担当者がわかりやすいよう、カードの「メンバー」に自分を割り当てます。
まずはクリックでカードを開き、右の方にあるメンバーから自分の名前をクリックします。
こうすることで、カードを閉じてもカードの右下に担当者のアイコンが表示され、誰が対応しているか一目でわかるようになりました。
カードを更新する
カードを自分に割り振ったら、あとは執筆を進めて納品するだけです。
カードには主に、
- 詳細説明
- コメント
が記入でき、どちらの記入欄でもマークダウン記法が利用できます。
また、ドラッグ&ドロップでファイルを添付できるため記事の納品等にも重宝します。
コメント欄にコメントすることで通知もできるため、都度メールで連絡する必要もありません。
カードで納品する
作業が終わったら、カードを「執筆中」リストから「執筆完了」リストに移動することで作業の完了を知らせられます。
管理者は「執筆完了」リストのカードを確認し、問題があればコメントで修正依頼を出してカードを「執筆中リスト」に移動、問題がなければ「リリース済」リストへ移動させて納品は完了となります。
Trelloのその他の機能
その他の機能としては、
カード右側に表示されている
- 色とテキストを指定しての「ラベル」付け
- タスクの進行度を表すこともできる「チェックリスト」
- 締め切りを設定できる「期限」
- カードのメンバーになっていなくても通知が受け取れる「フォロー」
- 簡単なアンケート等に利用できる「投票」
や、ボード右端の「ボードメニューを表示」からは、
- カードの絞り込み検索
- 各カードをステッカーのようなもので装飾できる「スタンプ」
等、シンプルながらもかなりの高機能です。
また、iPhoneアプリやAndroidアプリが無料で使えるのもありがたいです。